29日午前、鳥取市中心部で、住宅の解体現場から不発弾1発が見つかりました。直ちに爆発するおそれはないものの、警察は周辺への立ち入りを規制するとともに、住民たちに避難を呼びかけています。
29日午前9時半ごろ、鳥取市富安2丁目の住宅の解体現場で、砲弾のようなものが見つかったと、工事関係者から警察に通報がありました。
警察によりますと、見つかったのは大きさが数十センチほどの円すい形の物体で、その後の調べで不発弾だと確認されたということです。
警察が自衛隊などに問い合わせたところ、直ちに爆発するおそれはないことがわかったということですが、警察は、現場から半径300メートルほどの範囲で立ち入りを規制しているほか、近所の人たちに避難するよう呼びかけています。
引き続き、警察が現場の詳しい状況を調べるとともに、自衛隊などと撤去の方法について検討しています。
現場は官庁などが建ち並ぶ市の中心部で、およそ400メートル離れたところにはJR鳥取駅があり、この影響で、付近を走る山陰線と因美線はおよそ1時間半にわたって運転を見合わせました。