世界トップクラスの日本の建築技術。
そんな立派な住宅が20年余りで「ゼロ価値」とされ眠っている日本。
前回に引き続き、そんなまだまだ住める「お宝中古住宅」の見分け方についてお話していきましょう。
・建物価格0円物件
まずは「ゼロ価値」になっている中古住宅を探します。
とはいえ、一般的な不動産広告には「土地と建物が分けられていない価格(物件価格)」しか表示されておらず、建物だけの価格は書かれていません。
そのため、その土地の相場を調べて物件価格から差し引いて算出する必要があります。
まずは、その土地の目の前の道路についている価格(路線価)を国税庁のサイトから見つけ出し「土地面積(㎡)×路線価÷80%÷90%」で割り戻す事により大体の金額を算出することができます。
・建物築年数
一般的に木造ならば築20年、鉄筋コンクリート造で築30年を超えたあたりから、建物の査定価格がゼロに近くなると言われています。
しかし、ただ古ければいいという訳でもありません。
古すぎて耐震性に不安があれば本当に「価値のない物件」となってしまいます。
そこで見分けるポイントとしては、1981年6月1日以降に「建築確認」が申請された建物であるかどうかです。
木造の場合、施工期間が最低でも3ヶ月はかかるため、完成年月日は1982年以降であり、鉄筋コンクリート等では施工期間はその建物の大きさにもよるが最低でも6ヶ月以上かかることから、1983年以降の完成年月であれば「新耐震基準をクリアした建物」である可能性が高いです。
完成年月日が判断つきにくい場合は、不動産会社に聞いて役所等で書面を見せてもらうなどの確認をします。
次回では、最後の見分け方「建物の現状確認」についてお話しましょう。
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