自動車開発に乗り出しているAppleが、新たに自動運転カーに関する技術について特許出願しています。この技術では、自動車はユーザーの意図をくみ取って、最適な場所に駐停車できるようになります。
2018年6月14日付けで、米国特許商標庁が「guidance of autonomous vehicles in destination vicinities using intent signals」(intent signalsを用いた目的地周辺の自動運転カーの誘導法)と題されたAppleによる特許出願を公開しました。この技術のテーマとして「intent signals」(意図のシグナル)という用語が使われており、ユーザーの意図を自動運転カーに読み取らせることが主眼に置かれているようです。
「intent signals」の例として、会話型の駐車指令が挙がっています。例えば、巨大なホームセンターに到着したときに、自動運転カーに乗った人が「今日は庭用に植物を買いたいな」と話しかけると自動運転カーはユーザーの意図をくみ取って、ホームセンターの「ガーデニング」コーナー最寄りの駐車スペースに駐車するようになります。
また、intent signalsの例として車外から駐車場所を誘導する方法も示されています。ユーザーは自動運転カーの外に出て適当な駐車スペースを見つけると、「こっち、こっち」と誘導することが可能だとのこと。誘導にはスマートフォンが使われ、画面で指示するのではなく、手に取って目的の場所を指すように振りかざして、手招きのように自動運転カーを誘導するとのこと。スマートフォンの加速度センサーなどが活用されるようです。
駐車してほしい場所は、スマートフォンを使っておおよその範囲で指定することも可能。自動運転カーは停車している他の自動車などの障害物を認識しつつ、ユーザーの意図に最適な場所を探して駐車します。
Appleによると、自動運転カーはユーザーの普段の行動パターンから意図を読み取るとのこと。「お気に入りの駐車スペース」などを把握して、ユーザーの希望通りの場所に駐車できるようになるかもしれません。
そうなると、マルダイの解体車両が自動運転になる日も近いかもしれませんね (^o^)丿