③ 長屋編~
長屋の切り離しを含む建物の解体の場合、分離と補強のための補修が必要になります。
まず、建築士に診断してもらいましょう。
必要な補修・強度補強をし、分離当時に建築士にしっかり判定をしてもらう事によって、今回の切り離しによって生じる不具合を回避する事ができます。
また、後々のトラブルを防ぐ為だけではなく、お隣にお住まいの方の生活も考慮し、工事に入る前には必ずお隣の方と話し合いをしましょう。
④ 神仏の魂抜き、お祓い編~
神棚、仏壇、井戸がある場合は、「魂抜き」、「お祓い(※お払い)」をしてもらうのが通例です。
また、建物の解体前に行う祭儀もあります。
今まで住んだ家に感謝し、解体工事を無事に終える事ができるように安全を祈願します。
大きい神棚の場合は神主さんに出張していただき、お祓い・引き取りをお願いします。
小さい神棚の場合は、白いきれいな布で包み、神社に持っていけば引き取って貰えるでしょう。
費用は決まった金額はありませんが、大きい物(出張費込み)で4~5万円前後、小さい物の神社への持ち込みは5千円~3万円程度を「御礼」や「寸志」と書いた上でお渡しすればいいでしょう。
また、仏壇に関しては、お坊さんに出張していただき、魂抜きをしてもらいます。その後は、仏壇屋さんに引き取って貰いましょう。費用はどちらも1万円程度を考えればよろしいのではないでしょうか。
井戸に関しても同じように、神主さんにお祓いしていただいた方が良いでしょう。
井戸のお祓いも5千円~3万円程度を「御礼」や「寸志」と書いた上でお渡ししましょう。
また、樹木を伐採する時にもお祓いをするケースもあるようです。
その3へと続く~