世の中には様々な重機があります。世界中で活躍していながらも、街中で見るのはショベルカー等が大半なのではないでしょうか。そこで、ここでは世界で活躍している「世界最強」と思われる重機をピックアップしてご紹介します。その圧倒的なパワーを体感して見て下さい。
重機とは、建設機械や土木工事の時に活躍する機械の総称です。
人の力だけでは困難な作業を機械の力を借り、より早くより効率的に工事を進めることができ、道路からビル・家等の建設まで様々な所で活躍しています。
よく工事現場や建設現場で見かける黄色い機械も重機に含まれます。
世界一の作業高を誇る解体重機「SK3500D」
この重機は、コベルコ建機株式会社が生産・販売する「SK3500D」で、超大型ビル解体専用機です。
最大作業高はなんと65メートル(20階ビル相当)に達し、ギネスブックにも登録されています。主に都市部の高層ビルの再開発等で活躍しているとのことで、東京や大阪でも見ることができるかもしれません。
世界最強の消防車「ビッグ・ウインド(The Big Wind)」
一件、映画「スター・ウォーズ」に出てきそうな乗り物だと思われるかもしれませんが、実は消防車です。
元々、冷戦時代に核や生物兵器での攻撃を受けた際の除染作業用に開発された消防車で、消防車としては世界最大級のパワーを誇ります。実はこの車体は戦車「T-34」で構成されており、2つのエンジンは戦闘機である「ミグ21」のジェットエンジンを搭載しています。消化には、ジェットエンジンで大量の水を勢い良く噴射して消化します。強風で逆に炎が燃え上がってしまわないかと心配される方も多いかと思いますが、動画でも強風により一時的に炎がの勢いが増していますが、無事消し止めることができています。
世界最大のトラック「ベラーズ・75710(Belaz 75710)」
「ベラーズ・75710」は、鉱山やダムなどの工事現場で活躍するトラックです。一般的には「ダンプトラック」や「ホウルトラック」と呼ばれるています。この大きさとなると、一般公道の通行は無理(普通に通行するならば1台で3車線は最低必要です)なため、工事現場で組み立てられる程です。積載量が世界最大となっており、最大積載量450トンもあり、世界最大となっています。
世界最大級のショベルカー「P&H ・4100Cボス(P&H 4100C Boss) 」
この巨大な重機は鉱山等で活躍しているショベルカーです。1回で100トンの鉱石をすくい上げることが可能となっています。特に鉱山の低い位置を掘ることに長けており、上記の巨大なトラックを3~4回だけで容量一杯にすることができます。全幅14m、全長17.2 mの巨大なショベルカーの本体は1400トンを誇ります。
スペースシャトルを発射台まで運ぶ輸送機「クローラー・トランスポーター(Crawler transporter)」
この四角い巨大な重機はスペースシャトルを組み立て塔から発射台まで運ぶために造られた輸送車両です。
この「クローラー・トランスポーター」の重量は2,721トンもあり、大きさは、長さ40m、幅35m、高さは6.1m~7.9mと可変となっています。足元は、四隅に2台ずつ、計8台のトラックで支えられています。
世界最大の自走車両「バガー293(Bagger 293)」
この巨大な重機は硬石を採掘する際、露天掘りの手法を使う場合に活躍する重機です。
全長225メートル、全高96メートル、総重量14,200トン、足元のホイールは直径は21.6メートルもあり、自走可能です。もちろん、この車両も一般道の走行は不可能ですので、現場で組み立て・分解されます。この「バガー293」は現在、ハンバッハ採掘場という場所で活躍中です。
世界最強の重機6選、いかがでしたでしょうか。
想像を上回る規模の大きさとパワーを実感できたのでしゃないでしょうか。
鉱山など、一般とはかけ離れた場所では効率化の為に重機は巨大化し、パワフルなものが使われているようですね。
今後も重機はどんどん進化していくと考えられます。
引き続きどのような迫力ある重機が出てくるか楽しみですね。