古い空き家をそのままにして放置することは、とても危険です。
また近年、空き家放置法となる法律の制定で、最大で6倍もの固定資産税を課されることもあります。
特措法では問題があるものを「特定空き家」としている。「特定空き家」の条件として、国土交通省は4つの基準を示しました。
1/基礎や屋根、外壁などに問題があり、倒壊などの危険があるもの
2/ごみの放置などで衛生上有害なもの
3/適切な管理が行われておらず、著しく景観を損なうもの
4/その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切なもの
その中、「建物を解体後に駐車場にしたい。」 そう考えている方は多いようです。
解体業者さんの中には解体工事から駐車場施工まで可能な業者さんもいます。
又、業者さんの繋がりで紹介して頂けるケースもあります。
解体後に同じ業者さんに駐車場施工も依頼した方が割安になるケースが多いので、最初に相談していただくことが大切です。
また駐車場には砕石を敷き詰める場合、コンクリート、アスファルト舗装をする場合がありますが、費用は砕石、コンクリート、アスファルトの順番で高くなります。
最近注目されているのが、未利用地や暫定的に更地になっている土地(解体後の更地など)をコインパーキングとして活用する方法です。
狭小地でも駐車場のニーズにあった土地であれば、月極駐車場よりも高い収益を得ることが出来るとも言われています。
また、「一括借り上げ方式」といってコインパーキング管理会社が運営に関わる一切の業務を代行し、初期投資も不要という土地活用の方法もある様です。
駐車場経営の形態として、月単位で自動車1台ごとに契約する「月極駐車場」と時間単位で貸す「コインパーキング」があります。また、これらを併用する形態も考えられます。
- 月極駐車場は、1台ごとに契約金額が決まっており、契約金額以上の売上げがあがることはありません。1台が継続的に駐車することの多い住宅地に向いている形態ですが、 契約者が引っ越したりすると、その間、空きができて収入が得られないうという面もあります。
- コインパーキングは、一時的な駐車の需要がある駅前や商業地に向いている形態です。時間単位ですので、条件が整えば稼動し続け、高収入につながります。
メリット | デメリット | |
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月極駐車場 | ・機械を導入する必要ない。 ・先払いなので料金トラブルがない。 |
・収入が低い。 ・空きが出来た期間は収入がなくなり、不安定。 |
コインパーキング | ・収入が比較的安定している。 ・利用者数が多ければ多いほど高収入になる。 |
・機械を導入する必要がある。 ・支払わずに逃げるなど料金トラブルがおこる可能性も。 |
月極駐車場 | 1ヵ月2万円で貸す場合 2万円/1ヵ月 | |
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コインパーキング | 1時間100円、1日12時間稼動した場合 3万6千円/1ヵ月 (100円×12時間×30日) |
「1ヶ月の賃料2万円の月極駐車場」と
「1日12時間稼動で、1時間100円のコインパーキング」では、
投資効率からみると、コインパーキングが優れていると言えるでしょう。
その土地の環境や条件にもよりますが、月極駐車場の空きの一部をコインパーキングにして稼動させる方法も有効です。