後を絶たない悪質な解体業者。
「200万円払って解体を依頼したのに、工事は途中のまま解体業者と連絡を取れなくなった。敷地には廃材が散乱したままの状態になっている」
などと言う被害は今もなお起こっています。
そんな変な業者選びはしないから大丈夫。などと対岸の火事の様に考えてしまうのが、日本人の悪いところ。
現にホームページまで構え、一見悪徳業者とは判らないような業者も存在しています。
今やだれが被害者となってもおかしくはないのが現状です。
今日はそんな悪質業者を「見積書」で見極める方法を少しお話しましょう。
延べ床面積80㎡以上の解体工事を行うには建設リサイクル法による届出が必要です。
こういった正しい段取りが見積りの時点で盛り込まれていないと、いざ廃材を処分する際に処分費用として多額の追加料金を取られてしまう事になります。
また、金額があまりにも安すぎるとゴミが不法に投棄されている可能性もあります。
具体的には、見積書が「工事一式」と書かれ詳細が分からないものはダメ。
足場養生や家屋解体、処分代などが書かれているのは当たり前で、一社ではなく複数社を見比べるのがベストです。
また、解体工事の登録や許可があるか、疑わしい業者には産業廃棄物の運搬や処理過程を記録する「マニフェスト」のコピーをもらえるか尋ねても良いでしょう。
他社との解体費用を比べる7つのチェックポイント
①家屋の構造による費用の違いをチェック!
木造や鉄骨造、軽量鉄骨造は、構造が比較的単純で、廃材もリサイクル可能なものが多いことから費用は割安になっています。鉄筋コンクリートは解体が難しく割高となっています。あなたの家屋の構造で業者毎の単価をチェックしましょう。
②解体現場の立地条件による違いをチェック!
解体現場の状況や立地条件など様々な条件によって費用が決定します。トラックが通れる道幅により、解体に使用する重機や廃棄物を運搬するトラックの大きさや決まります。道幅が狭く運搬する回数が増えた場合は費用が上がります。業者毎に運搬費や追加の作業などで単価が変わる場合もありますので、業者毎の重機使用や運搬の単価をチェックしてみてください。
③解体が必要な外構の数や大きさによる違いをチェック!
植栽や駐車場の屋根(カーポート)、外壁等の解体・廃棄処分も費用がかかりますので、業者毎の作業単価をチェックしてみてください。
④廃材処分費用の違いをチェック!
処理場の処分費用も都道府県によって違っています。地域ごとで条項が変わり、処分方法も変わりますので一部地域で都道府県の相場より高くなる場合があります。ただし、各地域で相場がほとんど決まっているために、解体業者毎での費用にはほぼ差はありません。
※他社と比べて、大幅に見積費用が違う解体業者にご注意ください。
⑤「一式」と書かれた項目は要チェック!
見積書で解体工事の全ての費用(総費用)を一式で表している場合は工事の内訳や内容が不明なため、チェックが難しくなります。(地域によっては、内訳も簡単な記載のみもあるようです)
見積書にきちんと内訳・明細がある解体業者は信用できます。解体費用が安すぎて気になる場合は内訳・明細内容解体業者へ確認してみましょう。※見積書作成も解体業者にとっては『作業』の負担になります。なので、詳細な見積書の作成依頼をする場合は、『工事依頼をする最終決定のため』とする場合に依頼しましょう。
⑥希望の工事内容での費用の違いをチェック!
騒音や粉じんで近隣トラブルを避けるために、防音シートを設置したり、養生を多めに設置したりと、お客様のご希望やお悩みを解決している工事内容を組み込んでいるか確認しましょう。
トラブル対策の工事費用の単価をチェックしましょう。
依頼した内容が入っていない場合は、信頼問題にもかかるので、見積を依頼する段階できちんとチェックしましょう。
⑦解体作業中に井戸や廃材を発見した場合の処分費用をチェック!
これらは、地中障害物・地中埋蔵物と言われ、地主が処分する必要があります。
お客様も解体業者も見積もりでは分からないために『地中障害物・地中埋蔵物の処分は追加費用が発生します』と見積書や契約書に記載されていますのでチェックください。
この場合のトラブルは依頼主側が契約書の内容の確認漏れのケースがあります。
※万が一起こった場合の事も考えて業者へ費用を確認してください。
概算見積書の費用だけでは信頼できる解体業者とは分かりません。
解体業界は、価格や相場が曖昧ではっきりしない業界です。ですので、業者も曖昧なことを悪用して、「あまり知識のないお客様」や、「お金を取れるお客様」など、”お金を取れることろから取る”とい考えの悪徳業者が存在するのも事実です。(もちろん、誠実な業者が大半です!)
そのような、悪徳業者に、お金を必要以上に請求されないためにも、思ったことや疑問点はきちんと業者へ伝えることが本当に重要です。
マルダイへ直接お問合わせ頂きますと、お見積り内容についてのご相談やアドバイスも行いますので、不安な点はお気軽にお電話でご相談ください。
お世話になった建物は信頼できる業者に任せましょう☆
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