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上棟式とはどのような目的で行い、どういった流れで行われるものなのでしょうか?

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家を建てる途中に行う儀式として「上棟式」というものがあります。

上棟式とはどのような目的で行い、どういった流れで行われるものなのでしょうか?今回は上棟式に関する情報をご紹介します。

1. 上棟式とは?
上棟式とは、建物の守護神と匠の神を祀ると同時に、施主が職人に対して感謝の気持ちを表す目的で行う儀式のことで、建物の建築中に取り行います。
上棟式を行うタイミングは建築工法によって異なり、以下のタイミングで行われるのが一般的です。
・木造軸組:棟木を棟に上げたとき
・鉄骨造:鉄骨工事が完了したとき
・鉄筋コンクリート造:躯体コンクリートの打ち込みが終了したとき
地鎮祭では神主さんが主体となって儀式が執り行われますが、上棟式は「工事に関わった人によるお祝いの会」といった意味合いが強いことから、神職を呼ぶケースは少ないようです。

2. 上棟式の流れ
次に、上棟式に必要なものと、儀式のおおまかな流れについてご紹介しましょう。
※ここでは一般的な儀式の流れについて説明します。内容については土地の慣習によって異なることがありますので、実施する際は施工会社に確認するようにしてください。

2-1. 必要なもの(例)
・米
・塩
・お酒(お神酒)
・お供え物(米、塩、水、海の幸、山の幸、果物など)
・工事関係者へのご祝儀、引き出物
・宴席用の料理、飲み物 など

2-2. 上棟式の流れ(例)
施工会社の棟梁が棟木(屋根の頂部の横架材)に「吹流し」などの飾り物を付ける
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祭壇に御幣や枡、神饌(しんせん=神に供える飲食物)物を飾る
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建物の四方の柱に米、塩、酒をまいて清める(上棟の儀)
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施主によるあいさつ、乾杯をする
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棟梁や工事関係者によるあいさつ
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施主が職人へご祝儀を渡す
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手締め(一本締め)を行う

上記は上棟式の「略式」での手順となっており、本来の上棟式では10以上の手順が用意されています。

しかし最近では費用の用意が大変であることなどから、略式で行われる場合が多いようです。

2-2. 上棟式にはいくらかかる?
最後に上棟式の費用についてです。上棟式を執り行う場合に施主が負担する費用は、以下がおおよその目安と言われます。

・職人へのご祝儀
棟梁:2~5万円
棟梁以外の大工さん:5千円~1万円
現場監督、設計士:5千円~2万円

・お昼のお弁当代:~3千円×人数分
・宴会用の食べ物、飲み物:2万円~4万円
・引き出物、折り詰め代:2千円~6千円×人数分
・吹流し:3千円~6千円
・その他の道具:3千円~8千円

このように、上棟式は10万円以上かかる儀式になりますが、工事関係者への労をねぎらって感謝を表せる、非常に意義のある行事でもあります。

資金に余裕がある方は、ぜひマイホームを建てる際に上棟式を執り行ってみてはいかがでしょうか?

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