10位 映画・アニメ・音楽
■ 平均年収 764万円
・映画:東宝、東映、松竹、ワーナー・ブラザーズ、ソニー・ピクチャーズなど
・アニメ:東映アニメーション、IGポート、サンライズ、シタジオジブリなど
・音楽:ソニー、エイベックス、ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージックなど
この業界の収益はヒット作がでるかどうかに依存しているのが現状です。そのため企業によって売上に大きな開きがあります。各社の過去の実績を確認し、よりヒット作をうみだす可能性の高い企業に入ることで高い年収を得ることができるかもしれません。
また、スマホの台頭により、Youtubeで一部映画やアニメが気軽にみることができるようになったり、ガラケー時代に人気のあった「着うた」が利用されなくなったりと変化の激しい業界です。このような動きに対応できる企業かどうかも、今後売上をあげることができる企業かの見極めポイントですので、各社の動きは要チェックです。
9位 プラント
■ 平均年収 784万円
日揮、千代田化工建設、東洋エンジニアリング、東芝プラントシステム、粟田工業など
20代で450万円、30代で550万円ほどの年収の人が多いです。年収は高めですが、年収以外の待遇はいいとはいえません。休みは日曜日のみが当たり前ですし、転勤は日本全国、時には海外に2年間赴任ということもあります。企業によっては転勤のない働き方ができるところもありますので、各社の情報を調べてみてはいかがでしょうか。
8位 医薬品
■ 平均年収 836万円
武田薬品、アステラス製薬、第一三共、ファイザー、ノバルティス、メルクなど
医薬品業界の特徴は
・新薬の製造が許認可制であること
・新薬には特許権があること
が挙げられます。これらにより医薬品業界では莫大な利益をあげ、年収も高く維持しています。
ただ、2010年ごろに大型新薬の特許が続々と切れ、それ以降新薬の開発ペースは低調です。そのため各社生き残りをかけて、合併・統合を繰り返しています。新薬の開発状況によって売上が大きく異なるため、今後新薬をうみだしそうな企業に入ることで高い年収を得ることができる可能性が大きいです。
7位 石油
■ 平均年収 859万円
「エネオス」を展開しているJX日鉱日石エネルギー、出光興産、コスモ石油や昭和シェル石油など
石油資源は今のペースで使い続けると残り約50年分しかないといわれています。そのためシェールガスや水素など石油に代替する燃料の利用されはじめており、石油業界は右肩下がりの産業だという論調もあります。ただ、現状まだまだ石油が活用され、業績も高いので給料のいい業界といえます。
6位 通信キャリア
■ 平均年収 893万円
NTTドコモ、KDDIやソフトバンクなどの携帯電話事業者とNTT東日本やNTT西日本などの固定電話・インターネット回線事業者がこの業界に含まれます。
20代で400~600万円、30代で600~700万円ほどの年収の人が多いです。通信キャリア事業者の年収が高い理由は、5位の放送・新聞・出版と同様、この業界の参入障壁が高く、競合が寡占状態だからです。この寡占状態を政府は問題視しているため、今後新たな事業者が参加することで、売上・年収に変化があるかもしれません。
5位 放送・新聞・出版
■ 平均年収 906万円
・放送:フジテレビ、日本テレビ、TBS、テレビ朝日、テレビ東京など
・新聞:朝日新聞社、読売新聞グループ本社、日本経済新聞社、毎日新聞社など
・出版:KADOKAWA、集英社、講談社、小学館、日経BP社、文藝春秋など
放送・新聞・出版ともに業界としては、スマホが普及した影響もあり売上が減少傾向で、今後の見通しも厳しい状況です。ではなぜ今も年収が高いのか?それはテレビや新聞からわかるとおり、参入障壁が高い、つまりやろうと思ってすぐにできるビジネスではないからです。そのため競合が少なく、ある程度の利益は確保できるのです。ただ今後も売上減少が続けば年収も下がっていくと予測されます。
4位 生保・損保
■ 平均年収 948万円
・生保企業:日本生命、第一生命、明治安田生命、アフラック、メットライフアリコなど
・損保企業:東京海上日動火災、三井住友海上火災、損保ジャパン日本興亜損保など
年収の上がり方は日系企業・外資系企業で大きく異なります。日系企業は年収ランキング3位のメガバンクと同様、年次を経るごとに年収も上がっていきます。一方、外資系企業は業績次第で年収が大きく異なります。30代で年収が低い人だと400万円の人もいれば、年収が高い人だと1,500万円を超える人もいます。自分の努力・実績を年収にダイレクトに反映させたい人は外資系企業に進むことをおすすめします。
3位 メガバンク(大手銀行)
■ 平均年収 1,004万円
一般的にメガバンクは、三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行の3社を指します。銀行は合併・統合の歴史を繰り返している業界ですので、今後もメガバンクの名称が変わることがあるかもしれません。
40歳での年収は1,000万円を超える高給ですが、20代・30代のころからここまで年収が高いかというとそうでもありません。20代で約400~500万円、30代で約500~800万円が相場で、40代になると年収1,000万円以上になる人が多くなります。働いている人もこの業界が年功序列であることを理解しているため、多少の不平不満があっても転職せず、キャリアを着実に積む中で年収が上がるのを待っている方が多いです。年次を重ねるにつれ、年収・役職をこつこつ上げていきたい方にはおすすめの業界です。
2位 コンサル
■ 平均年収 1,063万円
日系企業であれば野村総合研究所、船井総合研究所、三菱総合研究所、外資系企業であればGCAサヴィアン、アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティングなどが有名なコンサルティング会社です。
高給な反面、労働環境は厳しいです。徹夜・週睡眠時間10時間なんてこともざらにあります。業界としては、2008年のリーマンショック後に企業の経費削減のあおりを受け売上が下落しましたが、2010年以降は増加傾向にあります。このように景気に左右される業界であるため、各社海外展開や販路拡大など次の一手を模索している状況です。
1位 総合商社
■ 平均年収 1,129万円
5大商社と呼ばれる、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・丸紅が総合商社の主要企業。ほかにはトヨタ系大手商社の豊田通商や2003年に日商岩井とニチメンが統合した双日という企業があります。
20代で年収500~800万円、30代で年収1000万円を超える方が多いようです。ただし高給な業界だけあって、仕事内容も厳しいのも事実です。全国転勤・海外赴任は当たり前の仕事。発展途上国や治安の悪い国にいかなければならない仕事でもありますので、家族がいる場合は家族の理解が必要となるでしょう。英語を使った仕事をしたい人、億単位のお金を動かすダイナミックな仕事がしたい人にはおすすめの業界です。
※当ランキングは、東洋経済新報社『会社四季報業界地図(2014年版)』を元にしています。統計の母数が少ない場合もあり、必ずしも正確な実態を反映していない可能性もありますので、ランキングはあくまで参考程度にご覧ください。
今現在の時代、このようなランキングで社会の構図は水位していますが、100年前・1000年前は全く違っていました!
この先100年・1000年でまた大きく変わっていく事も確実と言えます。
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