産業廃棄物処理などのオオノ開発(愛媛県松山市)は、ギネスブックに登録された最大作業高65メートル(20階ビル相当)の解体重機を西日本で初めて導入しました。
近年の解体ビル等の高層化、高強度化にも対応できる能力の高い大型解体機として、2002年に世界で初めて作業高さ50m超を実現した超大型ビル解体専用機「SK1600D」。
これを凌ぐ後継機として、昨年9月に完成した『SK3500D』では、「SK1600D」よりも作業高さを約15m高めて地上高さ65m超えを実現し、本体重量も327トンに倍増させ、抜群の安定性・作業性など更なる高機能化に成功。
同重機はコベルコ建機(東京)などが2005年に開発し、ギネスに登録申請した。ビル解体は高さ約25メートル(7~9階)を超えると解体機を屋上に運んで進めなければならないが、新重機は地上から直接作業でき、工期短縮と安全性向上が図れる。
国内では東京の会社が2台導入している。
組み立て後は、青空に向かってブルーの超巨大アームがそびえ立った。