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解体工事に出てくる用語 ④ 『立米』


立米は単位を表す言葉で、1m×1m×1mの体積を指します。読みは「りゅうべい」になります。「立方メートル」を漢字表記にし、2文字に短縮したもので、平方メートルを指す「平米(へいべい/m2)」と同種の言葉です。

解体工事においては、廃材や不用品の体積を測る際に、立米の単位を用いることが多くなっています。例えば、四畳半(8.2平米)の部屋に高さ1m分の家財が残されている場合は、8.2立米分の廃棄物になるといった具合です。


解体業者や建築業者など、建設業界では「立方メートル」「平方メートル」といった単位の読み方はしないのが慣例です。表記は「m3」「m2」であっても、「りゅうべい」「へいべい」と読むようになっています。

建設業界では、立米や平米の他にも、単位での慣例があります。具体的には、「センチメートル」の単位はほとんど使わないといったことです。図面の長さの単位はミリメートルが基本であり、なおかつ単位は表記しないようになっています。例えば2m30cmであれば、2300と表記されるのが通常です。口に出して言う場合は、「にせんさんびゃく」あるいは「にメーターさんびゃく」などと言います。また、尺貫法の単位である「坪」も、いまだに多くの業者が使用しています。

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