解体工事と一口に言っても、かなりの工程を経なければなりませんので、ある程度日数が必要になります。
解体工事の大まかな流れとしては、工事を始める前に養生壁や足場組みなどの作業を行い、安全に工事ができるように準備します。また、水道管やガス管などの処理は専門の業者に依頼することがほとんどです。
準備ができたらいよいよ解体工事ですが、廃材を分別しながらの作業になりますので、ここでも日数がかかります。また、家屋内に家具などの残置物がある場合には、これらも分別して廃棄しなければなりませんので、さらに所要日数は伸びます。
解体工事は建築物だけでなく、地中障害物も撤去するのが一般的ですので、解体中にこれらが見つかった時にはさらに工期が長くなりますし、植木や庭石、ブロック塀なども解体工事の対象となっている場合、これらも分別して撤去します。
一般的な木造二階建て家屋の所要日数としては、半月程度を目安にしていますが、天候に左右されることもありますし、実際に工事を進めていく過程で上記のような事情が判明することもありますので、見積もられた日数よりも長めに考えておいた方がよいでしょう。
逆に、あまりにも早く解体が終了する業者は、きちんと分別をしていなかったり、地表に現れている廃棄物しか処分していないこともあります。悪質な業者が多い職種ですので、申し込みをする時には藍見積もりをとって、業者選びをきちんとしておきましょう。