神棚や仏壇（位牌）、井戸を取り壊したり、移動する際には「魂抜き」を行いましょう。
神棚や仏壇（位牌）、井戸には神仏の魂が宿っており、取り壊しや移動する際には、魂を抜いてから行わないと災厄がふりかかると言い伝えられています。
※新しい神棚や仏壇（位牌）、井戸には「魂入れ」も必要です。

最近では、依頼主様がお供え物を用意し、敷地の四隅と中央にお塩とお神酒をまいて、解体業者と一緒に工事の安全祈願をする略式のお祓いを行うケースも増えています。
また、神棚と仏壇（位牌）では、魂抜きをお願いするところが神社とお寺と異なりますので、間違えることのないよう依頼しましょう。

【神棚】神主がいる神社へお願いをします。
【仏壇（位牌）】お寺の僧侶へお願いをします。
【井戸】神主、僧侶どちらでも依頼可能です。

お祓い（魂抜き）の費用（御礼金）については、特に決まった金額はありませんが、大きいもの（出張費込み）で4,5万円前後、小さいもので持ち込みや井戸のお払いなどは5千円～3万円程度を表書きに「志」や「お布施」、「榊代」と書いてお渡しするのが良いでしょう。
なお、「寸志」は「くれてやる」という意味合いが含まれるため、好ましくはありません。
また樹木（大きいものは特に）にも魂が宿るとされ、お祓いをすることがあります。

長く住んだ土地や家に感謝の気持ちも込めてお祓いは行いましょう。

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