前回にも中古物件売買のお話の中でも登場した「住宅インスペクション(診断)」。
専門家が建物の劣化状況などを検査するこのサービスですが、いったいどのような時に役に立ちどうのような事をするのか具体的にお話しましょう。
30年以内にM7.4前後の地震が99%で発生するという「宮城県沖地震」。
家具の耐震補強や避難用具の用意も勿論ですが「住宅の耐震性」の確認もしておきたいところです。
しかし、住宅を支えている部分は床下や壁の中だったり、素人の目には分かりにくいところにあります。
もし今住んでいる家がすぐにでも建て替えや補強を必要としていたら…
住宅インスペクションは、建築士等の専門家が住宅の劣化状態などを目視にて行います。
検査項目は〈1〉基礎(一戸建ての場合)や壁、柱など構造耐力上の安全性に関わる部分〈2〉屋根(同)や天井、内壁など雨漏りや水漏れが発生する可能性のある部分〈3〉給水管、排水管、換気ダクトなど配管設備など。
検査時間は2~4時間程度で、料金は、5、6万円程度からの場合が多いです。
通常は数日~1週間程度で、電子メールや郵送などで報告書が届きます。
昨年に発覚したマンションの杭くい打ちデータの流用問題などの影響もあり、最近業者への問い合わせは増えているようです。
あまり住宅のメンテナンスに馴染みのない日本、一度お住まいの状況を確認してみるのも良いかもしれません。
解体のお問い合わせはこちら https://marudai.wev.jp/contact/