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東京オリンピックの課題はロンドンを見習い補えるのか?!

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2020年の東京オリンピックに向け、日本でも競技場や開催地などについて様々な議論や混乱が巻き起こっています。

当初言われていた費用が大幅に引き上げられたことから国民の顰蹙を買い、このままちゃんと開催できるのかな…などと一抹の不安を覚えている状況です。

それでは、過去のオリンピックはどうだったのでしょうか。

前々回の開催地、ロンドンも実は今回の東京オリンピックで山積している問題とは、ともするとシャレにならないほどの大きな問題に直面していたのです。

今回は、そんなロンドンオリンピックの裏側にあった「解体」と「創造」に迫ります。

  • オリンピック開催地決定日に起きた最悪の出来事
IOC(国際オリンピック協会)によって2012年のオリンピック開催地が決定されたのは2005年7月6日です。

そのまさに次の日、7月7日に4人のテロリストによる爆弾テロがロンドンで起きました。
テロとしては1988年の飛行機事故に次いで、また爆弾テロとなれば実に第二次世界大戦以来となる大惨事でした。

また、今も問題になっているイスラム系の犯人によるテロとしてはイギリス初のテロでした。

これからオリンピックに向けて頑張っていこう!と喜びと希望にあふれたロンドンの夜は一夜で終わりを告げました。

爆弾を積んだ4人のテロリストが3線の地下鉄、1台のバスを大破し、52人(自爆したテロリストを含めると56人)の死者と700人超の負傷者を出しました。

このテロによって、ロンドンは交通網がマヒするという物理的な解体と、オリンピックに向けて一丸となろうとしていた人々の心を崩してしまう結果となったのです。

イギリス人たちの心が一つになり「再生」がテーマに

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イスラム系による自爆テロというのは、特にロンドンで起きたことに大きな意味を持っています。

ロンドンは、イギリス人だけでなくEU各国やイスラムの国から、またアジアからもたくさん人が訪れるコスモポリタン都市です。

旅行者や仕事で来ている人々だけでなく、2代、3代に渡って住み続けている移民も多いのが特徴です。

そんなロンドンでは民族間・宗教間での不満が蓄積されており、こうやって大事態を引き起こしました。

しかし、ここでくじけないのがかつて大英帝国として世界を股に掛けたイギリスの人々です。

ロンドンの再生、そして新たな創造

当時のイギリスの人々は、逆境に立てば立つほどに力を振り絞りオリンピックに向けて国民の意識は高まりました。

ここでイギリス政府、そしてロンドン市長のボリス氏は、その豪華さを見せつけるようなことはせず、徹底的に国民、そして世界中の人々の満足度を上げるように働きます。

ロンドンのオリンピックは、モニュメントもまるで「鉄くずを集めたようなもの」で、いうなればとてもアーティスティックです。なかなか理解がしがたいこのデザインも、「今ある資材を再利用したもの」と言われると良いものに見えてきます。

メイン会場はロンドンの中でもアクセスの悪く、ゆえに地価が低いことから治安も悪くなっていた東ロンドンに建てられました。

それに向けて交通機関を整え、更には職場や大学までも誘致して、東ロンドンを再生させました。
選手村もオリンピック後には一般市民が住めるようなマンションを多く、メイン会場付近に建設しました。

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交通機関や職場、大学までも移すことで「その場限り」ではない政府の本気度が窺えます。

そして現在でも、多くの住民が満足して暮らしているエリアとなっています。

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このように、古いもの、廃れていた場所を見事に生き返らせただけでなく、マラソンのコースはイギリスの象徴、エリザベス女王のいるバッキンガム宮殿から、金融都市ロンドンの心臓部であるバンク方向へと設定するなど、古き良きイギリスをも十分に感じさせるよう工夫がなされました。

そうしてオリンピックは結果的に大成功し、テロ直後はオリンピックなど開催しないほうが良いと思っていた国民たちをも一致団結させてしまいました。

テロという悲しい出来事をそのままにせず、そこから学び取り、今では当時よりも大きなコスモポリタン都市、新しいロンドンを想像したイギリス政府、国民の姿に我々も勉強させられる部分が多いのではないでしょうか。

参照記事:http://www.revive.co.jp/magokoro/scrap_and_build/news-london-olympics/

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