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株式会社マルダイ

解体工事に出てくる用語 ⑦ 『埋戻し(うめもどし)』

 
埋戻しとは、基礎工事などで掘削した土を、工事の終了後に再び埋め直すことを言います。
 
建築工事では、基礎等を作る際に、所定のレベルまで土を掘削する必要があります。
この土を掘る作業を「根切り(ねぎり)」と言いますが、根切りで掘削された箇所は基礎等の造成後、再び土を入れて埋めるようになっています。
この作業を、一般的に埋戻しと呼んでいます。
 
埋戻しに使われる土は、「埋戻し土」と呼ばれます。
根切りした土をそのまま使うケースもありますが、根切り土の質に問題がある場合もあるため、購入した山砂などが使われることも多くなっています。
埋戻し土は、基本的に砂質土などの良質土でなくてはならないためです。
 
一方、解体工事においては、解体後の整地の際に埋戻しが行われます。
この場合の埋戻し土には、工事の際に掘削した土砂や、場外から搬入した砕石が使われます。
近年では環境に対する配慮から、解体工事で発生したコンクリートガラを、破砕して再生砕石とし、埋戻し材としてリサイクル活用するケースも多くなっています。
 
また、解体の際の埋戻しの例としては、地下室解体もあります。
地下室を解体した後、その部分へ埋戻し材を入れ、散水や転圧をしながら埋戻しを行っていきます。
以後の地盤沈下の可能性も考慮し、しっかりと締め固めておく必要があります。

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