老朽化に伴い、昨年9月末で営業を終えた木造商店街「赤坂門市場」(福岡市中央区)の解体作業が本格的に始まった。16日は重機を使って敷地内の店舗の取り壊しが進められた。市場関係者によると、来月中にも作業を終え、更地にする予定だが、跡地の利用法は決まっていないという。
赤坂門市場は木製のアーケード商店街でオフィスビルやマンション、飲食店などが密集する一角にあるのだが、レトロさがハンパじゃない!戦後間もなく開設され、最盛期の1950~60年代には、全長約50メートルのアーケードの両脇に約30店舗が軒を連ねた。
終了後はこの2店舗も立ち退き、市場の所有者側が入り口にフェンスを設けて閉鎖。解体に備え、近隣からの同意や県警からの道路使用許可を取るなど準備を進めてきた。
今年2月上旬には、大正通りに面した入り口付近にある交差点の標識が「赤坂門市場前」から「赤坂1丁目」に付け替えられた。